3月23日 神からの贈り物

「私たちは足を使って行動し、日々新たに惜しげなく私たちに与えられたものを受け取っていく」

ベーシックテキスト P.75


 私たちとハイヤーパワーとの関係は、双方向的なものだ。祈るときには私たちが話をし、神が聞いてくれる。黙想をするときには、自分に向けられたハイヤーパワーの意志に私たちが一心に耳を傾ける。ハイヤーパワーとの関係のなかでは、自分の側の責任は自分で負うべきことを私たちは理解している。もし祈ることも耳を傾けることもしていないなら、それは私たちのなかからハイヤーパワーを締め出しているからだ。
 自分とハイヤーパワーとの関係のなかで大切なのは、いまの自分の状態、つまり自分は無力な存在なのだということを忘れないことだ。無力だから、導きを求め、やる気や強さを求め、ハイヤーパワーの意志を求める。だが、ハイヤーパワーに要求はできない。私たちが理解している神――力を備えたもの――は、私たちとの関係のなかで、神が受け持つ部分を満たしてくれるのだ。それは、私たちが必要とするときに、必要なものを与えてくれるということだ。
 ハイヤーパワーとの関係を消さないためには、毎日行動を起こす必要がある。その一つの方法が、第11ステップを生かすことだ。すると自分が無力であることを思い出す。そうすれば、自分より偉大な神の意志を受け入れていけるのだ。

今日だけ:ハイヤーパワーとの関係のなかで私は無力な存在だ。私は、自分が何者であるかを忘れず、私が理解する神の贈り物を謙虚に受け取ろう。