6月29日 回復を常に新たに

「かなりの期間クリーンでいられたメンバーの敵は自己満足からくる安心感だ。その感覚に長いこと浸っていると、回復の進行は止まる」
ベーシックテキスト P.134


 回復が始まって最初の2年か3年が過ぎると、大変なことはもうそれほどはないんじゃないかと考える仲間が多い。それまで熱心にステップに取り組んでいたとすれば、過去のことはおおかた解決し、新たな将来を築くための土台も固まったことだろう。あるがままに人生を受け止めることがかなりできるようになったし、ステップにもよく通じてきたので、問題が起こった場合、直ちに解決できるようにもなった。
 このような心地よさを経験すると、ついつい、回復の道の途中の「休憩地点」にたどり着いたのだと錯覚する向きがある。しかしながら、それでは、私たちの病気の本質をかなり甘く見ていることになる。アディクションは、しつこくて、巧妙で、進行性で、治癒がきかず、また、死に至るものだ――治療を続けていないと、この病気のために命を落とすことがある。だからアディクションの治療が欠かせない。その治療法が、常に継続して回復のプログラムを行うことなのだ。
 12のステップとは過程であり、自分たちの病気より一歩先を行く進路である。 そして回復を続けるのに常に欠かせないのが、ミーティング、スポンサーシップ、サービス、そしてステップだ。プログラムの実践の方法は、5か月のクリーンの仲間と5年のクリーンの仲間とでは違いがあるとはいえ、プログラムそのものが違うものになるとか、そんなに重要でなくなるとかいうことではない。 私たちの具体的な理解の仕方が変わり、さらに成長を重ねたというだけの話だ。 回復を常に新鮮で活気あるものにするためには、自分のプログラムを実践するチャンスに生き生きと向き合っていく必要があるのだ。


今日だけ:私は、回復のなかで成長を続けながら、自分のプログラムを実践する新たな方法を探してみよう。