10月18日  私たち全員がNAの一員

『政治が縁で本来は出会うはずのない人との友情が生まれる』とはだれかの言葉だが、私たちの場合にあてはめるならその縁とはアディクションだ」
ベーシックテキスト P.139

 ナルコティクスアノニマスには実にいろいろな人たちがいる。どの日のどのミーティング場に行っても、会場にはさまざまな人たちが座っている。もしお互いにアディクションという病気でなかったら、同じ会場で同席することは決してなかった人たちだ。

 医師である仲間が初めてミーティングにやってきたときには、「ジャンキーばかりの会場」に足を踏み込むことがどうしてもできなかったし、自分がみんなと同じだとは考えたくもなかった、と話している。長年、各地の刑務所や施設を渡り歩いてきた女性の仲間は、「まだスーツを着ている、感じのよい人たち」がいるのを見たショックと驚きで、やはり自分が同じだとは考えられなかったと話している。この二人の仲間は、つい最近、結婚7年目を迎えたばかりだ。

 NAのなかでは、とても考えられないような組み合わせの二人が友情を築き、お互いがお互いのスポンサーとなり、一緒にサービスにかかわっている光景があちこちで見られる。私たちは回復の会場でともに出会い、過去の苦しみと将来への希望という絆を分かち合っている。全員に共通した二つのもの――アディクションと回復――に焦点を当てた、共通の基盤の上に集まっているのだ。

今日だけ:自分の個人的な事情がどうであろうと、私はこの一員である。