4月25日 現実を受け入れる

「いまの私たちにとって回復は現実だ」
ベーシックテキスト P.160


 苦しみや不幸が、使っていたころの私たちの現実だった。そのころは、自分の状態を受け入れる気持ちにも、受け入れがたいことを変える気持ちにもなれなかった。生きることが苦しければ、薬物に逃れていた。だが、使えば使うほ ど事態は悪化するばかりで、変容の世界の現実感は悪夢へと変わっていた。
 私たちは、ナルコティクスアノニマスのプログラムを生きることで、悪夢が夢に変わることを学んだ。私たちは成長をし、変わっていく。選択の自由も手にすることができる。愛情を与えることも受け取ることもできるようになる。 自分のことを正直に分かち合えるようになる。真実を大げさに誇張したり、できるだけ最小限にしたりする必要もない。現実の暮らしから示される課題についても、責任をもって慎重に受け入れることができるようになる。
 回復によって現実の生活への免疫ができるわけではないが、NAのなかでは、現実に向き合うときに必要な支え、真の思いやり、気遣いが仲間から与えられる。薬物を使って現実から逃れる必要は二度とない。仲間のアディクトとの一体性が現実に向き合う強さを与えてくれるからだ。今日私たちは、回復の支え、思いやり、共感によって、曇りのない透き通った窓から、あるがままの現実に目を向け、それを経験し、正しく理解することができるようになった。


今日だけ: 回復の贈り物は、あるがままの生活を楽しんで生きていけることだ。 今日私は現実をしっかりと引き受けていこう。