7月17日 「使った夢」を利用する

「使うのをやめようとして、あるいは何とかコントロールしようとしていろいろ試してみても、結局みな失敗に終わったことをとことん認めているだろうか?」
ベーシックテキスト P.29


 部屋は真っ暗だ。額は汗でびっしょり。心臓は早鐘のように波打っている。 目をそっとあける。せっかく続けてきたクリーンタイムがこれで台無しだ。 「使った夢」だとはいえ、周りにいる人たちも、使った場所も、やり方も、胸がムカムカする感じも、何もかもがリアルすぎた。それが恐ろしい夢にすぎず、現実ではないのだと気づくまでに、一瞬の間がある。やがて気持ちがだんだんと静まり、再び眠りに落ちていく。
 翌朝になったら、前の晩、いったい何が起こったのかをきちんと点検してみる。確かに夕べは使わなかった。だが、今日はどうだろうか。使うことに至るまでの距離はどのぐらいだろう。使うことがコントロールできるような幻想を抱かなかったか。最初の一回を使ったらどうなるのか、本当に思い知っているだろうか。本物のリラプスと自分との間にあるものは何だろう。自分のプログラムはどのぐらい強固なものか。スポンサーやホームグループ、ハイヤーパワーとのつながりはどうだろうか。
 使った夢というのは、自分のプログラムのやり方が悪かったから見るわけではない。だが、ドラッグアディクトにとっては、使った夢ほど生々しいものはない。だから、使った夢をハイヤーパワーからの贈り物だと受け止めている仲 間もいる。それは、盛んに使っていたころの狂気を鮮やかに思い出させてくれ、ここでもう一度、回復を強固なものにしようと気持ちを引き締めることができるからだ。そういう見方をすれば、使った夢に感謝できるだろう。たしかにゾッとする夢ではあるが、それを自分の回復を強化させるチャンスだと受け止めれば、偉大な恵みに変わるはずだ。


今日だけ:私は自分のプログラムを点検してみよう。そこで見えてきたものをスポンサーに話し、回復を強固なものにする方法を探ってみるつもりだ。