この質問に答えられるのはあなただけです。
この質問に答えることは簡単でないかもしれません。薬物を使用している間ずっと、
私たちは「自分は薬物を上手に使っている」と内心では思っていました。たとえ、
最初はそうであっても、今はそのような状態ではありません。薬物が私たちを操っ
ていたのです。私たちは薬物を使用するために生き、生きるために使用していたのです。
簡単にいうと、薬物依存者とは生活を薬物によってコントロールされている人のことです。
たぶんあなたは、自分が薬物の問題を抱えていることは認めていても薬物依存者であると は思っていないでしょう。私たちは皆薬物依存者に対して先入観を持っています。しかし、回復 のプログラムに参加するようになれば、薬物依存という病気が恥かしいものではない、というこ とが分かってくるでしょう。 もし、あなたが私たちの問題に共感を抱くことができるなら、その解決法にもなるほどと思われ るはずです。 つぎにあげる質問は、ナルコティクスアノニマスで回復中の薬物依存者によって書かれたものです。
自分が薬物依存者かどうか疑問を持っている方は、少し時間を割いて下記の質問を読み、できる 限り正直に答えて下さい。
「自分は薬物依存者か?」
この質問に答えられるのはあなただけです。上記の質問に関して、「はい」と答えた数がいく
つ有るかは、人によってみんなちがいます。
それはあまり重要ではありません。むしろ大切なのは、私たちが内面でどのように感じ、薬物
依存者が生活にどの様に影響を与えているかということです。
質問には薬物に触れていないものもあります。というのは、薬物依存は油断のならない病気で、 生活の隅々まで影響を与えるものだからです。たとえ最初は薬物とはあまり関係がないと思え るような生活の領域でもそうなのです。私たちはいろいろな種類の薬物を使いました。 しかしそれは薬物を使った理由とその影響に比べれば、さほど重要ではありません。
この質問を初めて読んだとき、自分は薬物依存者かもしれないと考えて恐ろしくなりました。 しかし、なかには次ぎのように言って、この考えをふり払おうとする人もいます。
「この質問は意味をなさない」とか、
「私は違う。自分でも薬物を使用していることはわかっているけど、薬物依存者ではない。
私はただ家庭や仕事の問題を抱えてい るだけなのだ」とか
「私は落ち着いた生活を取り戻すために、今ちょうど幸い時期を経験しているところなのだ」
とか 「自分にふさわしい人や仕事など見つかったらやめられる」と。
もしあなたが薬物依存者ならば、回復に向けて前進する前に、自分は薬物により問題を抱えて
いる、ということを最初に認め なければなりません。
この質問に正直に取り組めば、薬物の使用がどれだけ生活の中で手にあまるものであったかを
示す一助とあります。薬物依存は病気です。そして回復しなければ、その行きつくところは
刑務所、精神病院、施設または死なのです。
私たちの多くがナルコティクス アノニマスに来た理由は、もはや薬物が自分で望んでいたも
たちは何らかの回答を捜していました。初めてNAのミーティングに来た時、私たちは疲れ果
てていて、ミーティングに何を望んでいいのかわかりませんでした。
回を重ねるうちに、私たちはみんなが助けようとしてくれていることを感じました。
心の中では、もうダメかもしれないと思っていましたが、NAの仲間は回復の可能性について
話してくれ、希望を与えてくれました。薬物依存の仲間に囲まれ、私たちはもう一人っきりで
ないことを悟りました。
回復はミーティングで起こるものです。私たちの人生は危機にひんしていたのです。回復を第一
に考えたとき、プログラムがうまく作用するのです。私たちは3つの憂慮すべき認識に直面し
ています。